副腎皮質ホルモン(ステロイド内服薬・注射剤) 解説(効能効果・副作用・薬理作用など)
さらに、遺伝子は未だにクローニングされていないが、ER-XおよびGq-coupled membrane ER(Gq-mER)などもエストロゲン膜受容体の可能性が示されている。 これら膜受容体の作用機序としては、ERα、ERβおよびER-XはMAPK系を介して、またGPR30やGq-mERはGタンパク質を介して作用する。 サスタメッド (サスタンドロール) 250 mg さらに、エストロゲンはNMDA型グルタミン酸受容体やAMPA型グルタミン酸受容体に作用することも報告されている[20]。
ステロイドホルモンの生合成・分泌・代謝
2023年4月に、「健康茶」を謳う製品から、医薬品成分のステロイドが相次いで確認されたとして、国民生活センターは同年5月17日、注意を呼び掛けた[5]。 下図のように構造式を書いた場合に、それぞれの環を左下から順にA環、B環、C環、D環と呼ぶ。 また環上の置換基の立体表示法として、紙面下側方向をα、上側方向をβで表す。 隣り合う環同士の間にαとβの両方を含む場合はトランス配置、いずれもα(またはβ)の場合はシス配置と呼ばれる。 A/B環の配置は両方を取りうる(そのため下図の例では5位水素の立体が明示されていない)が、B/C環は常にトランス配置であり、C/D環も多くがトランス配置である。 ステロイドは側鎖などによって、コレスタン (cholestane)、コラン (cholane)、プレグナン (pregnane)、アンドロスタン (androstane)、エストラン (estrane) の5つに分類される。
治療期間
程度の差はあるが、これら3種類の作用経路はどれも攻撃行動に関与する。 また、ステロイドの強さにも違いがあり、通常は体(首より下)に使う薬は中くらいの強さの薬となります。 炎症の強い湿疹ですと、期間を限定して非常に強い(副作用も出やすい)薬を使うこともあります。 からだの部位によっても吸収率に違いがあり、顔面・陰部では血流がよくステロイドの吸収率が高いため、弱い薬を使用します。 プロゲステロンは、新生児期の小脳において合成が活発となり、プルキンエ細胞の樹状突起伸長やスパイン形成を促進する[16] [17]。
- エストロゲン受容体にはERαとERβの2種類が存在するが、ロードーシス反射に関与しているのは主にERαだと考えられている。
- 一方ERβ遺伝子を欠損したERβKOマウスの雌は通常の性周期を示し、発情期には野生型の雌とほぼ同等のロードーシス反応を示す[10][11] 。
- さらに他の生物種では、エポキシ化されたスクアレン(オキシドスクアレン)から別のテルペノイドであるβ-アミリンを生成する生合成経路も知られている。
- 例えば、ステロイド治療は、腎臓透析や移植に必要性を取り除くことができます。
- 胆汁酸の主な役割は、脂質の乳化を促進し、食物脂肪の吸収を助けることである。
植物では、ラノステロールではなくシクロアルテノールを形成し、そこからステロイドが誘導される。 さらに他の生物種では、エポキシ化されたスクアレン(オキシドスクアレン)から別のテルペノイドであるβ-アミリンを生成する生合成経路も知られている。 同様に一部の細菌では、スクアレンをエポキシ化せずに環化して5つの六員環からなるホパノイドを生成する経路も存在する。 シクロペンタノペルヒドロフェナントレン(ステラン)を基本骨格とし、それに官能基が付随したものを指す。
本剤は薬剤の作用持続時間によって(一般的に作用の短い順に)、短時間作用型、中間型、長時間作用型に分けられる。
いっぽうリバウンドといって、ステロイドを長期間使用した場合などに、副腎によるホルモンを作る機能が低下してしまい、薬を止めた場合に炎症が治療前より強く出てしまうことがあります。 酒皶様皮膚炎(局所の副作用のひとつ)では薬の中止により一時的に症状が悪化することがわかっていますが、徐々に治っていきます。 また、長期間の治療が必要な「アトピー性皮膚炎」では、専門家により薬を少しずつ減らしていくなどの方法でリバウンドが出ないような治療も行われます。 特に脳で合成されるステロイドはニューロステロイドと呼ばれる。 ステロイドホルモンの特徴は、脂溶性かつ分子量が低いために細胞膜や血液脳関門を容易に通過できること、また細胞質に存在するステロイドホルモン受容体に結合し、核内にて標的遺伝子の転写活性を調節することである。 近年、このような核受容体による遺伝子発現を介したステロイドホルモンのゲノミック作用に加え、膜受容体を介した遺伝子発現を伴わないノンゲノミック作用が注目されている[2]。
高等脊椎動物では、肝臓の肝細胞の滑面小胞体などで酢酸からアセチルCoAなどを経てメバロン酸経路に入り、テルペノイドの一つ、スクアレンとなる。 スクアレンの2,3-位がエポキシ化されたのち、閉環反応によって4つの環が同時に形成され、ラノステロールとなる。 エポキシ酸素が水素化されるのをきっかけに、4つの二重結合のπ電子がドミノ倒しのように倒れこんでσ結合となりステロイドのA, B, C, D環が一度に形成される。 それだけでなく、ステロイドの20位炭素上に発生したカルボカチオンを埋めるように、2つの水素(ヒドリド)とメチル基がそれぞれステロイド環平面を横切ることなく1つずつ隣りの炭素に転位することで、熱力学的安定配座となりラノステロールが生成する。
エストロゲンによるプロラクチン遺伝子の発現調節はEREによるものであるが、オボアルブミンやIGF-1遺伝子の発現調節はAP-1によるものであることが報告されており、発現調節のメカニズムにおいては遺伝子ごとの詳細な解析が必要とされる。 アンドロゲンはタンパク質同化作用を持ち、男性の二次性徴を促進するホルモンである。 骨格筋の発達促進に加え、体毛の発育促進、頭髪の減少、皮脂腺の発達、精子形成促進、輸精管・前立腺・精嚢・カウパー腺の維持等を担い、また、交尾等の性行動もアンドロゲンによって促進される[4]。 また、ステロイド外用薬は塗った部位によって吸収率が違うため、患部の吸収率によって強さの異なるステロイドを使い分けます。 ステロイドは、もともと体内の副腎(ふくじん)という臓器でつくられているホルモンで、このホルモンがもつ作用を薬として応用したものがステロイド薬(副腎皮質ステロイド薬)です。